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口癖の言葉から分かる性格診断


「なくて七癖」という言葉があるように、普段何気なく使っている口癖のキーワードや言葉遣い、性格診断ができます。

たとえば「要するに」という言葉を多用する人は、人の話を受けて「要するに、キミの言いたいことは、こういうことか」などと言う人は、一般的に「仕切り屋」タイプで、その場をまとめようとします。

ですが、その言葉の裏には、自分の意見を押し通そうとする自己主張の強さが潜んでいるものです。

ここでは、口癖は無意識に口をついて出るだけに、潜在的な心理や性格を反映しやすいので、口癖によって、どういう心理が潜んでいるのかを検証してみましょう。

「○○というか」「○○っていうか」は完全な否定


「○○というか」「○○っていうか」という言葉を頻繁に使う人は、かなり自分勝手な性格の持ち主で、他人の話を完全に否定して、話し始める前に「あなたとは違う意見を言いますよ」と宣言して対抗しています。

これが口癖の人は、自分の意見をはっきり主張しないと気がすまず、相手の話をないがしろにしているわけですから、「ていうか」という言葉はなかなか使えません。

それよりも、よく聞きますと、その前に話している人の意見などを全く聞いてなく、何のつながりもない状態で自分の意見を述べ始めます。

このタイプは、自分の言いたいことを明らかにするのでわかりやすい面もありますが、些細なことや本題には関係ないようなことで、自分の主張を通そうとするので、扱いには十分注意しましょう。

最近、若い女の子がよく使う「ていうか」は、単なる話初めの飾り言葉のようなもので、「というか」とはまったく別物ですので、特別な意味はありません。



「なんか」は直感が働く言葉


「何となく」の砕けた表現が「なんか」ですが、これは自分のインスピレーションのような直感を感じて発する言葉です。

よく、会話で議論しているようなとき、相手が論理的に説明して納得させているのに、「なんか違うな」とか、あるいは、心霊スポットのような危険な場所に近づくと、「なんか、ここは異様な空気がある」などと、理屈ではないものを直感で感じる人がいます。

「なんか」を口癖にしている人は、理屈よりも直感で行動する人で、これはただの当てずっぽうではなく、右脳が発達していてインスピレーションに鋭いものがありますので、馬鹿にすべきではありません。


「そうですね」は相手の意見を認めるときに使われる


「そうですね」は一般的には肯定の言葉で、相手の意見を認めるときに使うものですが、ただその後に続く内容は、相手の意見とまったく違うことが多いです。

このタイプは、リーダーシップが取れる人で、周囲との協調性を重んじ、相手の意見を十分聞いて尊重していると考えられます。つまりこの場合の「そうですね」は「あなたの意見はよくわかりました。それについて私はこう思います」という意味なのです。


「なるほど」は自分の話を切り出すきっかけ


相手が話していると、よく「なるほど」と口を挟む人がいますが、単純な意味では、相手が言ったことに感心したとか、同意したときに出る言葉です。

ですが、その言葉を発した人の深層心理には、別に相手の意見に同意したのではなく、早く話を終わらせて、自分の意見を主張したいと想っているだけです。

本当に相手の話に納得したのなら、「なるほど」ではなく、「その通りだと思います」とか「私も同じ意見です」といった言葉を返すはずです。

つまり、この「なるほど」は、自分の話を持っていくための「つなぎ言葉」のようなものです。「なるほど」の本音は、「あなたの話はわかりました。そろそろ私に意見を言わせてください」が本音でしょう。





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