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職場でサービス残業を強要されるというケースもありますが、中には自ら進んで100時間以上の残業をこなす人もいます。 こういう仕事中毒の人には、どんな心理が潜んでいるのかを検証してみましょう。
いわゆるワーカホリックと言われる人で、とにかく仕事一途なのです。日曜や休日も返上して仕事に打ち込み、仕事が途切れるとホッとするどころか、酒の切れたアルコール依存症患者のように、見た目にも不安定な状態に陥ります。 「仕事熱心」「仕事の鬼」と思いがちですが、深層心理には複雑な問題が渦巻いているのです。 ポジティブに仕事をこなす人と何が違うのかと言えば、仕事のできる人は献身的な愛情があります。反して「ワーカホリック」の原動力は「恐怖」なのです。 感情的で、時間の使い方にもほとんど愛情がありません。 恐怖に支配されてゆとりをなくしているからです。
ワーカホリックにとっての仕事は、依存症共通の常用性があります。 仕事を、未解決の個人的な問題、たとえば結婚生活、恋愛、子供との問題ある関係など、本当は直面して解決することから逃げる言い訳に使っているのです。 責任をとらなければならないことから目をそらせる手段として利用しているのです。 そこに、仕事をしていないと生きていけないという事態が成立します。 これがワーカホリック、仕事中毒なのです。 私たちの生活は、仕事、家庭、余暇の三つに大別できます。通常は、活動エネルギーを三つに配分して精神と肉体のバランスをとっていますが、強い欲求不満が発生すると、このバランスが崩れてしまいます。 @ ワーカホリックの人は家庭に問題を抱えていることが多い ワーカホリックの人は、家庭に問題を抱えているケースが多いようです。たとえば、夫婦仲がうまくいっていないとか、子どもが非行に走って困っているなど、直面したくない不安を抱えているため、異常なまでのエネルギーを仕事に注いでいるのです。 また反対に、仕事で大きな挫折や自信喪失を体験すると、過大なエネルギーが家庭に注がれてマイホーム主義になることもあります。 A 不安や悩みを解決するために現実逃避になる このように、悩みや不安を何かに打ち込むことで軽くしようとするのは、「防衛機制」という心理メカニズムのひとつで、「現実逃避」ともいわれます。ワーカホリックは、この逃避が連続して生活の中に定着してしまったものなのです。 このワーカホリックを見分けるためのポイントとしては、自分の行動を合理化しようとする言動が見られるかどうかでしょう。 たとえば、酒の席などで、「自分は50歳までに、本当に仕事と呼べる仕事をしたい」などと独自の仕事哲学を吹聴しているような人です。 |
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