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トイレに赤い色の表示があれば、それは女性用を表し、青色の場合は男性用です。これは、全世界的なサインです。このように、色には国や民族を超えた一定のイメージがあるのです。 男性は女性に比べて服のカラーバリエーションが少ないと考えられています。しかし、よく見るとネクタイや傘、バッグなどに好みの色の特徴が出ているのではないでしょうか。このような色の偏りを見ることによって、人間の性格はある程度推測することができます。 @ 赤色の好きな人 社交的で積極的な人です。成功への欲求がとても強くて活動的で、退却することを最も嫌います。決断も早いのですが、移り気なところもあって「気まぐれ」というマイナスの評価を受けがちです。 また、自分の失敗を他人のせいにしてしまうところがあるため、同じ失敗を繰り返す傾向があります。自分の失敗を真摯に受け止めて反省できれば、成功へ最も近いタイプといえます。 性格は開放的で世話好きです。誰とでも気軽に付き合えますが、人を信じやすいところがあって、思わぬ裏切りに遭うかもしれません。 A 青色が好きな人 真面目で几帳面な人です。いさかいやトラブルを嫌って控えめで節度のある行動をとるので、信頼されることも多いのですが、消極的というマイナス評価を受けることもあります。また、トラブルを避けたいと考えるあまり、新しい友人や知人を作ることに消極的なところがあり、「人見知り」になりがちです。 B 緑色が好きな人 忍耐力があり、寛大で道徳心の強い人です。そのため、このタイプを恋人や配偶者にすると、幸せな時間を過ごせるはずです。ただし、安定を強く求める傾向で、面白みに欠けるかもしれません。 新しいことを取り入れることに拒否反応を示し、誰かに従うことを望むタイプのために大成功を収めるということはありませんが、青色が好きな人と同様、事を荒立てるのを嫌うところがあり、会社人間として平穏な人生を送れるでしょう。 C 黄色が好きな人 知的で想像力が豊かな理想主義者です。ただし、理想に走りすぎるあまり行動力が伴わず、空回りすることも珍しくありません。 「お高くとまっている」「優柔不断」と誤解される場合もありますが、本人にその気はなく、ただ恥ずかしがっているだけなのです。誤解された結果、知人が去っていったとしても、空想の世界で過ごせるために孤独を苦にしません。 D 茶色が好きな人 義務感が強く冷静で献身的な人で、周囲から「信頼のおける責任感の強い人」という評価を得ています。個人的な相談や悩みごとを持ちかけられることも多いようですが、責任感の強さにつけ込んでくる人もいて、その点には注意が必要です。 軽はずみな人、礼儀を軽んじる人を見るとひと言いわずにはおられないタイプですが、これが「口うるさい人」というマイナス評価につながることがあります。 親分肌を感じさせる管理力の高さと、お金に綺麗な性格を兼ね備えていて、経理やマネジメントなどを任せるとうまくいくタイプです。 E 紫色が好きな人 感受性や想像力がきわめて豊かな人です。一般的に、芸術家肌といわれるタイプです。うぬぼれが強く、本人も「私には特別な才能がある」と思い込みやすく、場合によっては周囲に高慢な態度を示してしまうことがあります。しかも、自尊心を傷つけられるとヒステリックになるので、付き合いづらい人と思われている場合も珍しくありません。 F 灰色が好きな人 温和で物静かな人です。友人や知人ともそつなく付き合いますが、これは表面的なもので、必要以上に干渉されると感情を爆発させがちです。基本的には秘密主義的で、他人と深く関わりあうことを望みません。 G 黒色の好きな人 反抗的で人から指示されることを極端に嫌う人です。秘密主義的傾向は灰色好きより強いのですが、黒は現在の環境に激しい不満を持っている心理の表れのため、一時的な嗜好が多いようです。
第三者とコミュニケーションをとろうとする場合、話している内容はわずか7パーセントしか関係しません。それに対して表情は、50パーセントの影響力を持ち、とくに視線は重要です。 会話のことを「言葉のキャッチボール」と表現しますが、たしかにキャッチボールと会話はよく似ています。両方が似たような距離のボールを交互に投げ続ければ(相手のことを考えて似たような長さの話を交互に続ければ)キャッチボール(会話)は続きますが、一方が暴投(長くしゃべる)を繰り返したり、ボールをお手玉し続けていたら(同じ話を繰り返す)、相手は退屈してしまいます。 また、相手が何を求めているかを知り、それに応じた話題を振ることも会話を円滑に進めるコツでしょう。 ★そこで重要なのが、相手の視線の位置を見ることです。視線を大別すると、つぎの3つに分けられます。 @ 上目遣いの視線 子供が親を、部下が上司を見る際によく見られる視線の位置です。受動的な心理状態にあることを表し、あなたにリードされたいと考えています。女性が、恋人や好意を抱いている人に対して見せる視線ですが、これは「甘えたい」という気持ちです。 部下を叱る場合、立たせたまま叱る上司がいます。このポジションだと上司のほうが自然と上目遣いになりますが、これは視線よりも「自分は座り、部下を立たせたまま」という点が重要です。つまり、自分とあなたの上下関係は決して逆転しないものだという気持ちの表れなのです。 A 水平の視線 視線が水平ということは、相手との関係も対等ということを表しています。友人や同僚のほか、対等な付き合いをしている恋人同士にも見られます。 B 見下ろす視線 相手に対し、自分のほうが優位な立場に立とうとしたり、威厳を保とうという心理が働いています。親と子、教師と生徒など、明確な上下関係がある場合に見られます。上司が部下を叱る場合、席へやってきて見下ろしながら叱るのも、「自分は高いところにいるのが当然」と考えているためです。
どんなに言葉の使い方が上手な人でも、それだけで人の心はつかめません。なぜなら、話し方というのは言葉だけではなく、それ以外のサインによる心理的な相互作用に左右されるからです。 「悪い人じゃないし頭のキレもいい。でも、なぜか彼とは会話が噛み合わない」 こんなふうに感じることがあります。これは「対話における暗黙のルール」が守られていないための現象です。 ★会話をする際の基本的姿勢は、お互いに視線を合わせること。そして、一方が話そうとする際には聞き手はそれを促すように視線を外す、これが対話におけるルールです。 このとき、双方とも視線を逸らさないでいると、話のタイミングがずれて会話が噛み合わなくなります。 イギリスの心理学者プライアン・チャンプネスは、能動的な性格の学生と受動的な学生を別々に集め、各グループから一人ずつ選んでカップルにし、テーブルをはさんで相手と話をするように指示しました。その結果、8割の確率で能動的な性格の学生が先に目を逸らすことがわかったそうです。 能動的な人のほうが視線を合わせたがる気がしますが、人は目を逸らされると「自分をよく思っていないのではないか」と不安に駆られ、相手のペースに合わせて対話しようと努力します。つまり、先に目を逸らしたほうが、会話の主導権を握るということです。 能動的な人は「相手より優位に立ちたい」と考える傾向が強くて、このような反応を示したと考えられます。 ただし、相手に見つめられたとたん目を逸らす人は、相手に対して何らかのコンプレックスや隠し事を持っていたり、やましいことがあることが多いようです。また、いったん異性に向けた視線をわざと逸らす人は、相手に性的欲求を感じていることが考えられます。
最初から失敗すると思いながらスタートすると、成功するはずがありません。そんなことにならないよう、ネガティブな言葉が浮かんできたら、「いや、大丈夫。絶対にうまくいく」と自己暗示をかけるべきです。 「なくて七癖、あって四十八癖」ということわざがあります。無意識に使っている口癖は、その人の性格や真意が隠れているものです。とくに表れやすいのは、会話の始めや語尾の言葉ではないでしょうか。 ★たとえば失敗がクセになっている人は、「どうせ、も失敗するにきまっている」「しょせん、無駄な努力だったんだ」といったように、「どうせ」や「しょせん」という言葉を多用します。 しかし、失敗するからこの言葉を使っているのではなく、自ら限界を設け、努力することを放棄しているために失敗するのです。この考え方が染みついしまうと、きわめて消極的な人生を送りがちなので注意が必要です。 @ 「だから」「要するに」 世話好きな人やワンマン上司には、「だから」「要するに」という言葉が好きな人がいます。この言葉で結論を繰り返すのは、相手に不信感を抱いていて、「私の話がちゃんと伝わっているのだろうか」と不安な証拠です。 A 「ところで」「そういえば」 「ところで」や「そういえば」という言葉を使って頻繁に話題を変えるのは、飽きっぽい性格の人です。集中力が持続せず、同じ話題を長く続けることに苦痛を感じるからです。 神経質だったり完ぺき主義の人は、話の最後に言葉を繰り返すことがあります。今話した内容に間違いがないかどうか、無意識に確認しているのです。 B 「そうはいっても・・・」 また、消極的で神経質な人は、「そうはいっても・・・」のように、語尾をうやむやにするケースが多いようですが、これは自分の過ちやミスを責められるのではないかと不安を感じているために起きることです。 C 「抽象語」「専門用語」「外国語」 なかには抽象語や専門用語、外国語を多用する人もいます。かなりの自信家という印象を受けるかもしれませんが、実際にはその逆で、教養も知性もさほどあるわけではありません。それを周囲に知られたくないと考えているため、わざと難しい言葉を使っているのです。
「人を動かす唯一の方法は、相手の欲しているものを与えること」。これはデール・カーネギーの名言ですが、人は誰でも話を聞いてほしいと思っています。話を聞いてあげれば、人を動かすことができるのです。 「話し方教室」はたくさんありますが、「聞き方教室」というのは聞いたことがありません。これも、「聞くことより話したい」という願望が強いことを表しているようです。 ではなぜ人の話を聞きたがる人が少ないのでしょうか。 それは、聞くことが話すことよりもずっと難しいからです。 まず、人には「自分も話したい」という欲求があります。人の話を横取りしてペラペラしゃべる人がいるのはそのためです。熱心に人の話しを聞こうとすると、この欲求を抑えなければなりません。また、聞かされる話が自分にとって興味のないことという可能性も考えられます。学校の授業のことを思い出すと分かるとおり、つまらない話を聞き続けるのは根気のいる作業です。 しかし、何事にもコツがあるのです。アメリカの実業家で自己啓発所の著者としても知られるデール・カーネギーは、よい聞き手になるための心得として、次の6つをあげています。 @ 相手の話には熱心に耳を傾ける 退屈なそぶりを見せたり、「わかっているよ」という顔は見せないことです。 A 相手の話に口をはさまない たとえ愚痴を聞かされたとしても、最後まで聞き続けること。もし途中で口を挟めば、相手は「自分の話は聞くに足りないものなのか」と思ってしまう。 B 初対面の人の名前はすぐに覚え、できるだけその名前で呼ぶようにする。 C 相手の言い分が間違っていると明らかでも、そっけなくやりこめない 相手の話がすべて終わってから「私の意見はこうですが、もし間違っていたら教えてください」と言うこと。 D 上から目線は禁物 もし、あなたが本当に優れていたとしても、相手はそれを幸運のせいにするだけだ。 E 自分の考えが間違っているとわかったら、素直に謝ること。 |
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