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どこの会社でも、上司や先輩社員の中には、部下や同僚に向かって、いかにも大物ですというような物言いや口ぶりをして、煙たがられている人はいませんか。 ここでは、大物ぶった物言いや口ぶりをするヒトの本音や本性を暴いてみましょう。
たとえば、若い新入社員に向かって、 「キミたちは若いんだから、少しぐらいのミスでくよくよするな、そんなことは後で考えれば、なんでもなかったことに気づくよ」 「若い者が、腰を引いたらいかん、失敗してもいいから、前に向かって進め」 などといった調子で、一見、鷹揚に構えていて、人生経験も豊富で、人生を知り尽くしたような人に見えます。 @ 大物を演じたいのが本音で気持ちは非常に繊細 しかし、こういう人の本性、本音には、自分を大物のように演じている可能性があるのです。 こういう人は、気持ちが非常に繊細で、先のことも見通す力があるため、仕事のことでは細々したことまで気がついてしまい、内心はイライラがつのり、爆発しそうになってしまうのですが、部下の前では、そういうような小さな人間であることを見せたくないのです。 A 鷹揚に見えていても、部下の小さな行動が気になる ですから、本音や本性には、ゆったりして鷹揚に見えるタイプの人でも、部下の小さな行動まで気になって仕方がないのです。
本当の大物なら、「清濁併せ呑む」といわれるように、大きなバランス感覚の中で組織の全体を見渡し、あるいは仕事の段取りを考えるところがあり、いつも鷹揚としているわけではなく、あるときには、小さなミスで怒ることがあるかと思うと、大きなミスをしでかしても、笑い飛ばしてしまうこともあるのです。 それは、部下を育てようとする気持ちが強いことと、大きな仕事を組織としていかにやり遂げていくかということを念頭に物事を考えているからです。
ただ大物ぶっているだけのタイプは、「オレについてきたら間違いはないのだ」「小さなことにこだわるな、失敗は成功の元だよ」などと口にしていても、部下のやることに不安を感じ、疑心暗鬼にさえなっているのです。 このような大物を気取った人と一緒に仕事をすれば、次第に本性を表してきます。 最初だけは、鷹揚さを示していても、徐々に口を挟むようになって、最後はすべて自分の思い通りにしなければ気がすまない本性が出てくるのです。 そして、何かで行き詰ったようなときには、すぐに部下の責任にして、自分はそんな指示をしていないなどと言い出すのです。 本当の大人物なら、小さなことには口を挟まず、ポイントだけ抑えて指示をするもので、たとえ問題が市発生したとしても、責任を転嫁するようなことはなく、自ら率先して部下を指導助言していくものです。 |
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