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人は、感情が高ぶって興奮してくると、声のトーンが高くなるもので、感情が安定して落ち着いているときには、自然体の声が出るものです。そのときのトーンは低いのがふつうです。
心理的にヒステリックになると声のトーンが高くなるように、基本的にわがままで、自己主張が強く、興奮しやすい性格です。 子どもだって、自分のわがままを通そうとするときには、キーキー声になってトーンがそうとう高くなりますが、同じ原理です。 職場の会議でも、ふだんから声のトーンが高い人は、ちょっとしたことで興奮しやすく、自分の考え方をいつも正しいと思って、人にも押し付けようとする性格があります。 自分の主張を聞き入れられないときには、とくに興奮して声のトーンが高まります。 大人であれば、すべて自分の思い通りにならないことは、経験によって自然と会得しているため、自分の主張が通らなくても、声のトーンが高くなるようなことはなく、落ち着いたトーンで話し合うものです。 それが、中年になっても、興奮してトーンが高くなってくるような人は、自己規制のできない人で、幼児性の強い人だと判断できます。 人間の声のトーンは、幼児からだんだんと成長するにつれて低くなってくるものですが、声が低いほど、自己本能の抑制が強くできている証拠でもあります。
冷静沈着に対応できる人で、自己抑制の強い性格の人です。 つねに声のトーンを低くする人は、ある意味では、理性的で賢い人ですので、声のトーンを高くすることが、本能の強い人であることを理解しているのです。
いくら低いトーンであっても、そのなかに喜怒哀楽に伴ったトーンの変化はあるもので、そういうトーンの変化が一切ないような人は、自己規制が強すぎる性格です。 こういう人は、ある意味では、冷徹な人になる可能性があるので、要注意です。 人間は、本来、喜怒哀楽があるのがふつうで、それを適度に声に表せばよいのです。 |
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