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4,5人以上で飲みに行けば、だいたいは割り勘になることが多いでしょうが、2、3人で居酒屋などへ飲みに行くような場合には、その支払いを誰が持つかは、微妙な人間関係の本音や本性が出ますので、ある意味では日本社会の面白いところじゃないでしょうか。 同僚同士で飲み会を開いたような場合には、一般的には割り勘になるでしょうが、もし、上司がひとり交じっていたりすれば、「今日は、オレが支払いは持つよ」などとなるケースが多いでしょう。 最近では、割り勘の風潮が支配するようになってきましたので、年齢層がバラバラであっても、あるいは上司と部下が飲みに行くことがあっても、あまり勘定のことは気にしなくてもよくなってきています。 ここでは、おごりたがる人の本性や本音について考察しましょう。
いずれにしても、人におごったり、あるいは人におごられるというのは、むずかしいもので、一方的におごられるだけでは人間関係が崩れることにもなり、いろいろと心理的に配慮しなければならないことが多いです。 ただ、そういう複雑な人間関係の中で、おごられるのではなく、やたらおごるのが好きな人というのもいます。 「今日は競馬で勝って臨時収入があったから、オレのおごりだ」などといって、帰りがけにはさっさとレジへ行って勘定を済ませる癖というか性格の人がいます。そういう人は、伝票の取るタイミングもなかなかソツがありません。 こういう人は、昼にランチをいっしょに食べても、よくおごったりします。
どこにでも、こういうタイプの性格の人がいますが、別にお金があり余っているわけではないのに、気前がいいのです。 理由もなく、おごるのが癖になっているような人は、本性や本音として、お金を払うことで、心理的に優位に立ちたいと思っています。 彼らの基本的な発想は、お金で上下関係を測るところがあり、当然、お金を払ったほうが、お金を払ってもらった人より、上の立場に立つという原理なのです。 悪く言えば、お金で人を釣ろうとしているのです。 しかし、そういう癖のある人は、仕事上で何か大きな不満を抱えている場合が多い。 たとえば、あなたが係長クラスの中間管理職なら、上司からの締め付けは強まるし、部下からは突き上げはあるしで、いろいろ苦労が多いものですが、せめて部下からの突き上げを少なくしたいという気持ちから、部下に何かとおごるようなことをするのです。 仕事上に何の不満もない人は、意味もなく人におごったりしないものです。 |
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