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人口動態統計2010年によりますと、初婚年齢の平均は男性が30.5歳、女性が28.8歳となっています。 これは、一般的な平均値ではありますが、常識的にも、男性のほうが女性より年上の結婚のケースのほうが多いはずです。 それでは、家庭が円満な夫婦は、夫が年上の場合か、あるいは妻が年上の場合かといえば、一概にどちらとも言えません。それは、お互いの性格や深層心理の違いからきており、相手に求めるものによって、選ぶ基準が違うからです。
昔から妻が年上の場合、姉さん女房と言われているように、夫としてはなんでも甘えられる相手、つまり深層心理として相手の女性に母親役を求めているのです。 男としての決断力や判断力にいまひとつ自信が持てず、悩みや迷いの多いのに、人に相談するのはプライドが許さない。そんな自分をさらけ出し、弱い自分をそのまま認めてもらえる相手として、年上の女性、年長の妻は格好の存在なのです。 また、年上の女性に惹かれる恋愛心理は、「自分の夢だけを追求していたい、家庭のことは全部妻に任せたい」という深層心理が潜んであり、その裏には、「自分の理想や夢を追い求めることに理解を示し、支えてほしい」という甘えた気持ちも潜んでいます。
一方、年下の女性を好む恋愛心理は、自分に甘えてきてほしいという頼られることで、自分の権威を誇示したいと深層心理で思っているのです。それに、妻からあれこれと指示されることを嫌い、自分が主導権をとって自分のペースで妻をリードしたいと思っているのです。 芸能界などでは、姉さん女房と結婚していても、人気が出るようになると、糟糠の妻を見捨てて若い女性に走ってしまった話などを耳にしますが、これなどは「甘える存在」から「甘えられる存在」になりたかったという心理が働いたのです。 女性の立場からしますと、自立したキャリアウーマンなどは、年下のイケメンの男性を遊び相手や結婚相手に選ぶ傾向がありますが、それは、すでに経済的に男性に頼る必要はないので、男らしい男に魅力を感じなくなっているのです。 それよりも軟弱で自分が支えてあげなければどうなるのだろうと心配させるような気の弱い男性を好んでしまうのです。 もう一つの理由としては、社会的基盤がすでに出来上がって、お金も地位もあるような女性は、パートナーに依存するところは何もないので、お互いの心が豊かになるようなパートナーを選択するため、自然と若い男性が発するエネルギーに惹かれてしまうのかもしれません。
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