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「このあいだ、彼にこんなこといわれちゃって・・・。別れたほうがいいかな」なんて深刻そうな顔で相談されたのに、よくよく聞いてみると、本人はノロケたかっただけ、というのはよくある話です。 それと同じで、自分の体形やルックスについて頻繁に口にする女性も、言葉とは別の本音を隠し持っていることが少なくありません。
「2キロも太っちゃった。やせなきゃヤバいよね。ウエストも太くなっちゃったし」 「えー? そんなことないよ。全然ヘーキ。やせてるじゃん。私なんかさァ・・・」 などと、若い女性はこよくんな会話をしていますね。 また、カフェやレストランにいると、どこからともなく誰かが、「最近、太ってきたかも…」などと、聞こえてきます。 女性同士が、こんな話題を話している風景は、一度は見たことがあるでしょう。相手が体形の悩みを口にしたら、即座に否定するというのは、女同士のあいだでは、もはや「様式美」ともいえるやり取りの一つのようです。
むろん、「太っちゃった」という言葉の本音は、「私、太ってないよね?」。 相手に「あなたは大丈夫。やせてるよ」といってもらうために、悩んでいるフリをしているだけです。 もっとも、他人の目に自分がどう映っているかは、誰でも多かれ少なかれ気になるものです。まして、年頃の女の子が自分のルックスを気にするのは当然で、この手のタイプの本心は、「自信がないわけじゃないけど、ちょっと不安なのよね」というのが本当のところかもしれません。
ただし、「最近私、太ったと思わない?」「このあいだ会ったとき、髪型ヘンだと思わなかった?」「メイク、濃いと思わなかった?」と、いつも相手に意見を求める人は、また別です。ナルシストの傾向が強いタイプと見て間違いないでしょう。 現実には、彼女らが思うほどに、他人は彼女らに注目などしていません。ところが、「私は注目されている」と信じて疑わないナルシストは、ついついそんな質問をしてしまうのです。当然ながら、「私はほかの女の子に負けてないわ!」という高いプライドを持っています。 この手のタイプには、どんな意見を求められても、彼女が望むとおりのセリフ、「キミはカワイイよ」という言葉をかけてあげるのが無難というものでしょう。
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