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部下が上司に意見を求めたときに、曖昧な返事しかしない上司は、自分のほうが偉いと思っています。 もし曖昧な答えに終始しているようなら、部下を見下していると証拠です。
「課長、以前から検討していた出店の企画案の件ですが」 「あぁ、あのことか・・・・」 「A案にしますか、それともB案で進めましょうか」 「どうだろうなぁ」 何らかの指示を仰ごうと相談しても、はっきりとした答えをせず、曖昧な返事しかくれない上司がいます。 こんなとき、「早く決めていただかないと、次の予算案の提出に間に合わないのですが・・」などと迫ろうものなら、逆切れされてしまいます。 「今日の飲み会はどちらの店にしましょうか」 「そうだなぁ」 プライベートでもこんなシーンに出くわすことがあります。では、どうして彼らは簡単な答えにも即答しようとしないのでしょうか。 このように、部下が聞いたことにはっきりと答えず、曖昧な生返事を繰り返す男性は、心のどこかで「お前よりも俺のほうが偉いんだ」と思っています。つまり、あなたを見下しているということです。
打ち合わせの時間を決めるときのことを思い返してみてください。 ほとんどの場合、時間を決めるのは上位に立っている人のほうです。下位の人が決める場合にも、必ず相手(上位者)の意向をたしかめるはずです。 お得意さまに「○○君、いまから来てくれないかな」と言われれば、デートの約束を反故にしてでも向かうことがあるはずです。 このように、下位者の行動が上位者によって決定づけられることを「従属の効果」と言います。このことに基づいて考えると、部下に曖昧な言葉で答えた上司の心理がよくわかります。 部下の発言にすぐ答えると、上司は部下の行動を決定づけられたような印象を受けます。行動を決定づけられたということは、部下のほうが上位者ということになります。 そんなことは許せません。そこで、彼らは曖昧な返事をするということによって部下を待たせ、自分が上位者だということを主張しているのです。
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