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上司から怒られた後の同僚からの同情の心理


相手を自分の思うようにコントロールするには、心理的優位に立つことが欠かせません。その方法にわざと哀願を装うテクニックがあります。

ちょっとしたミスで上司に怒られることがあります。その様子を見ていた同僚が食事に誘ってくれ、「上司が厳しくて大変だね」と同情してくれることもあるでしょう。

おそらく、あなたは「持つべきものは友。よくぞ分かってくれた」と感動するかもしれませんが、その言葉には裏があるかもしれません。



同僚からの同情には二つの意味がある


同僚が語った言葉には、実は二つの意味があるのです。

@ あなたと同じ境遇をともに嘆いてくれる心理

A あなたの立場に立って考えているという態度をとりながら、実はあなたを非難している心理


@は、いわゆる同情ですが、Aは、「上司が厳しいのはお前のせいだ」という意味です。
同情と思わせて、あなたを非難しているかもしれません。

同情と非難は正反対の行為です。でもそれらが同居していることも珍しくありません。歯に衣着せぬような言い方をする人なら、おそらく「お前がミスをするから、上司は厳しくなるんだ」と、ストレートに非難するでしょう。しかし、これでは人間関係が悪くなるばかりです。

そこで、遠回しにあなたを非難するというわけです。この言い方で興味深いのが、あなたは自分に向けられた非難の気持ちにまったく気づかないという点でしょう。


泣き落としも哀願しながら相手を非難する心理


これと似ているのが、泣き落としです。相手がこちらの言い分をどうしても聞いてくれないときに、「私の身にもなってくださいよ」などと泣きつくことがあります。

この言葉の裏には、「私の立場に立てば、そんな冷たいことが言えるはずはないのに」という非難の感情も含まれていますが、哀願調で言うと、相手は非難されているは感じません。逆に優越感が刺激されて、こちらのペースに乗ってきます。

たとえば、知人から借金をするのが上手な人がいますが、たいてい彼らは哀願調で迫ってくるものです。

平伏して頼む、目も伏せがちで言葉少なに頼む、やむにやまれず事情を切々と語りながら頼むなど、頼み方はいろいろですが、情に訴えてくるという点ではどれも変わりません。このように、情に訴えられると、いくら応じないと決心していてもつい応じてしまうのが、人の心というものなのです。

ちなみに、発言の意図が同情にせよ非難にせよ、そんなことを言う相手は、あなたより優位な立場に立っている、あるいは能力的に優れていると思い込んでいます。

そのため、「自分のことを分かってくれるのは彼だけだ」「本当に頼りになる」などとありがたかれば、相手はますますつけあがるようになるから、注意も必要でしょう。





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