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婚約指輪にしても結婚指輪にしても、肌身離さず、指に着ける癖のある人は、男性も女性も案外多いものです。 こういう指輪をいつも着けている人の深層心理はどうなのでしょう。 本人はあまり意識していないかもしれませんが、潜在意識としては、次のような心理が働いていると考えられます。
ひとつは、相手に対するアピールです。 「どんな時だって、いつもあなたの傍にいて、見守っているよ、愛しているよ」と意思表示をしているようなもので、二人の愛情を強く結び付けておきたいと考えているのです。 でも、ある意味では、そんなことで愛情を確かめるような必要はありませんから、ややお互いの愛情に不安を抱えているケースだと考えられないことはありません。
もうひとつは、社会に対して、「自分には決まった人がいますよ、もう結婚していますよ」と公にしているわけですから、「私に近づこうとしても無駄ですよ」と無言で主張していることになります。 逆にそれでも近づこうとするなら、「浮気の責任はとります」という覚悟を相手にさせる意味もあります。 ですから、指輪をしているということは、自分は浮気をする気持ちはないという浮気防止でもあり、相手に対しても「浮気は許さないぞ」というメッセージでもあるのです。
いずれにしても、指輪を着ける癖のある人は、自分自身の浮気心を制御する意味があると同時に、他の異性に対しても、言い寄ってくることを制約したいという恋愛心理が潜んでいます。 このように婚約指輪にしても結婚指輪にしても、自分にも相手にも縛りをかけるという深層心理が働いているので、いつも着けているような人は、やや固定観念的で融通が利きにくい性格をしています。
一般的にいえることは、伝統を守る気持ちが強く、生真面目、几帳面で、社会常識の枠からはみ出ることができず、ある意味では面白味のない人間であります。 内向的で相手の言動も疑う気持ちも強いため、浮気の兆候などが少しでもあると、嫉妬深さとしつこさが前面に出てしまうこともあります。
逆に、結婚指輪を持っていても、飾り程度にしか考えず、したりしなかったりする人は、自由奔放な考え方のできる人であり、小さなことにこだわらず、相手のことを信頼するだけの度量を持った人です。 こういう人は、わざわざ指輪をする必要などないのです。 |
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