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何回か顔を合わせていると、主に服装やファッションから、その人が好きな色の系統がわかってきます。好みの色とは、ズバリその人の性格を表わすこともありますが、その人が「こういう人になりたい、見られたい」と思っている心理の表れと見ることもできます。 たとえば、赤色系の好きな人は、「積極的で情熱的な人」か、「積極的で情熱的な人になりたい」のどちらかです。 前者はともかく、後者のような人は裏返して言えば、「自分は積極性に欠けている」という劣等感を持っているともいえます。 このあたりは判断が難しいところですが、後者の人でも「なりたい自分」に合った行動を取るはずなので、外見上は両者とも共通していると考えてよいでしょう。 ★ここでは、好みの色で、どのような性格・心理状態・特徴が出ているのかを陰陽五行と色彩心理学に基づいて検証してみましょう。
赤色は、陰陽五行で言えば、木火土金水(もっかどごんすい)の火にあたり、火は太陽に象徴されるように、情熱と激しさ、そして危険さなどを表しています。 ★赤色というのは、このように情熱さとか激しさ、あるいは華やかさを表していますので、見ただけで派手な印象を受けるものです。 赤色が好きな人は、欲望や野心も人一倍強く、何ごとも積極果敢に挑戦して、自分の欲望を満たしていきます。 当然、自己アピールも強いものがあるため、周囲との協調性にやや欠けることがあり、自分の主張が通らないときなどは、攻撃的な性格が前面に出やすくなります。 基本的には、性格は明るく周囲の人気を集めますが、調子に乗って悪乗りすることもあるので、しっかり歯止めをかけましょう。
黄色は、陰陽五行で言えば、木火土金水(もっかどごんすい)の土にあたり、土はすべてを生み出し、そして、すべて土に帰す働きがあるため、何でも受け入れることのできる度量を持っているといわれます。 ★ですから、黄色のファッションをしていると、色彩から見ても、明るさがあり、どんな人でも受け入れる色ですので、周囲に溶け込みやすく、初めての人でも声をかけやすくなります。 新しい人間関係を築くには、最適の色ともいえるもので、こういう色を好む人の周囲には、誰でも親しみを持って近寄ってきますので、恋人が浮気に走らないようにしっかり監視しておきましょう。
青色は、陰陽五行で言えば、木火土金水(もっかどごんすい)の木にあたり、方角は東で日が昇る方向にあたり、一日の時刻では午前中を表しています。ですから、色も夜明けの色で青く、これから明るくなっていこうとする気配が潜んでいる色といえます。 ★青は1日の始めの色であり、落ち着いた冷静さを表しており、こういう色の服を着ている人は、物静かで誠実で、理知的な雰囲気があり、将来性を秘めており、冷静さがあります。人前でカッとするようなことはありません。 この色はリクルートスーツに代表されるように、若々しくフレッシュな印象を与えたけでなく、清潔な雰囲気も与えます。 ただし、日の出の色であり、激しさはありませんので、やや消極的で、 人の意見に従いやすいところがありますので、彼の気持ちを考えてあげないと、気持ちの行き違いが生じるかもしれませんよ。
黒色は、陰陽五行で言えば、木火土金水(もっかどごんすい)の水にあたり、方角は北で日が射さない方向であり、一日の時刻では真夜中を表しています。ですから、色も夜のため、黒色で象徴されます。 また水は知恵を司っており、厳粛さとか高尚なイメージで象徴されます。 ★ですから、葬式とか結婚式など冠婚葬祭では、基本的に黒色がフォーマルな服装になっているのです。 水は触れたりしますと冷たいように、どうしても感情を殺して理性的にものごとを考えますので、人との交際でも、どこか冷たさがあり、人を受け入れないような拒絶の反応をしめすことがあります。
白色は、陰陽五行で言えば、木火土金水(もっかどごんすい)の金にあたり、季節は秋を表し、方角は西で夕日が沈む方向、一日の時刻では夕方を表しています。 季節も秋になれば、青々と茂っていたあの葉っぱも紅葉して枯れて落ち、翌春の芽吹きを待つ状態となるように、すべてが改まっていくことを象徴しています。 ★また、秋は遠くの山々まで空気が澄みきって見渡せるようになり、新鮮な気が充満しますので、色もそれにふさわしく白で象徴されます。 虹の7色のスポットライトを一局に集中させると白色光ができますが、白色光はすべての色彩光の集合として出来上がる色です。そうしたことから無彩色でありながら、実は多くの色を経て新たな光に向かうスタート地点であり、前進性や刷新性をも表す色だとも言われています。 ウェディングトレスが白いのも、結婚して新たなスタートを切る気持ちを表したものです。
もともと灰色というのは、自分の個性を隠して、目立たせない効果があり、その反面、相手の色を際立たせる効果があります。 ★ですから、ファッションで、グレー好みの人は、個性があまり感じられず、恋愛でも仕事においても、積極的に前に押し出すのではなく、消極的なタイプです。 もし、あなたの恋人がグレー好みなら、ときには、華やかな色で演出するように、助言するのも良いでしょう。
★茶色の好きな人は、協調性があり、人付き合いがいいタイプです。つまり、友だちになりやすい相手です。 しかし、頑固なところもあり、あなたが自分の好みではない場合は恋人関係に発展するのは大変です。 保守系で地味ですが、頑固とした自分を持っており、堅実で筋が一本通っています。責任感が強く、面倒見はよい人ですが、頑なとして自説を曲げない一徹さを見せることもあります。 頼りたい人の恋愛相手にぴったりでしょう。
紫は赤と青を混ぜ合わせてできた色ですが、赤は情熱とエネルギーが満ち満ちた色であり、青は慎重でクールさ象徴し、お互いに正反対の特徴を備えています。このため、表面的な情熱が内部に向かうようになり、精神の集中力が相当高まり、瞑想的なエネルギーが強まります。 ★このように、紫は精神性を高め、昔から高貴な色とされており、精神世界おいては、スピリチュアルな色ともされています。 もし、彼女が紫を好んでいるのなら、感受性が強くロマンティックで占いとかスピリチュアルな世界が好きですので、そういう話題から攻めてみるのも良いでしょう。 また、紫はとても高い精神性を表す色で気品もあり、なかなか近寄りがたい雰囲気をかもし出しますので、あまり低俗な話しはしないほうが良いでしょう。
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