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色彩が持っている心理効果と活用方法【T】


★世の中にあるもの全てには色がついていますが、これらの色彩による心理効果は、思っている以上に人の行動や意識に影響を与えています。

何も知らない人は、建物の色や室内の装飾の色、ファッションの色彩などを、デザインの一つとして受け取っていますが、色彩心理学を知っている人は、色の持つ力と効果を知った上で、それを配色することで活用しているのです。

ですから、色彩の作用や働き、心理効果を知っていれば、色で恋人の気持ちを操作することだってできるのです。

とくにファッションなどでもその効果は発揮できるので、その時の場所や状況、モチベーションに合った色んで、彼氏や彼女を自分の思う方向へ誘導するのもいいでしょう。

参考までに色彩の効果について説明しますと、

赤色は、「活力・情熱・興奮」といった強いエネルギーをイメージする色で、積極的なリーダータイプの人に好まれる色です。

黄色は太陽の光にもっとも近い色で、古代のエジプトやマヤ文明では太陽を表す色として崇拝されてきました。黄色は明るい太陽のように人々に希望と喜びを与え、楽しい感情を生み出す色です。

ピンク色は、恋愛・しあわせ・思いやりなどのやさしいイメージをもつ色です。恋に夢中の時や、幸せで充実している時、また愛や幸せを欲している時などにピンクが気になります。

★ここでは、色彩が持っている心理効果と活用方法についてご紹介しましょう。



勝負するときは赤の色彩による心理効果を活用


★赤いものを身につけると、心理効果で「やる気」や「情熱」が伝えられ、相手にアピールすることができます。


人によっては、赤い服を着た人の心理を読んで、刺激しないようにすることも大切なときがあります。

「色彩心理学」という分野があるほど、「色」は人の心理や行動に大きな影響を与えます。着ている服の色によって、相手に特定のイメージを与えることが可能になり、また、着ている本人の気持ちにも変化をもたらすことができるという心理効果があるのです。

たとえば、赤は交感神経を刺激してアドレナリンを分泌させる効果があります。やる気を出したいときには、赤を身につけるのもテクニックです。

相手にもやる気が伝わるので、大事な商談などビジネスで勝負を賭けたいときに赤いネクタイを身につけると、うまくいくかもしれません。

「情熱」や「活力」を感じさせる色なので、リーダーシップ的な資質をアピールしたいなら、赤いアイテムを身につけると効果的です。

★ただし、どんな色にもマイナスの心理効果があることも知っておくべきです。赤には「怒り」や「攻撃性」といった悪いイメージを与える一面もあります。
赤を身につけた場合は、相手を刺激するような挑発的な発言は控えましょう。また、赤い服を着た人は、普段より怒りっぽくなる可能性もあるので、刺激しないようにするべきかもしれません。

★色彩心理学を応用して相手の服装の色から、その人の心理状態を探ることも可能です。たとえば、女性がデートに赤い服を着て現れたなら、気持ちが積極的になっている証拠です。男性とすれば、こんな日はスムーズにアプローチできるかもしれません。



仲良くするには黄色の色彩による心理効果を活用


★心を開放的にさせる色なので政治家も活用し、初対面の相手には、黄色の効果でスムーズな関係を構築できます。


裏情報を聞き出したい相手には、黄色で開放的にさせることテクニックもあります。

色彩心理学で「コミュニケーションカラー」とも呼ばれるのが黄色です。黄色には、人に安心感を与え、心を開放的にする効果があるとされており、政治家がポスターに黄色を活用することも多いようです。

人間関係を円滑にする色ともいわれ、ある心理実験では、黄色い服を着ていると他人から話しかけられることが多いという結果も出ています。

初対面の人に会うなら、相手とスムーズな関係を結ぶために、黄色いアイテムを身につけると効果的でしょう。ビジネスシーンなら、ネクタイや手帳なども黄色いものが役立ちます。

★黄色を好んで身につける人は、自己アピールをしたがる傾向が強いといえます。そんな人にはさり気なく自慢話を聞き出して、相手の自尊心を満たしてあげると、好感をもたれるでしょう。

人を開放的にする効果を狙い、こちらが黄色いアイテムを身につけて、相手の「口を軽くさせる」というブラックな心理術も有効です。

相手から裏情報などを引き出したいときには、黄色いアイテムや小物を用意しておき、相手の心を解きほぐすのがいいでしょう。そのうえで、空気を和らげてより気分を開放的にさせるとスムーズです。

このような場合のNGカラーは黒。「拒絶」を示す色なので、人の心を閉ざしてしまうため不向きです。


警戒心を解くには「グレー」の色彩心理効果を活用


★謝罪するときはグレーを身につけると効果的です。相手の気持ちを和らげて、怒りを鎮めたいときにグレーを利用するのです。


グレー好きには「コミュニケーションの低さ」を踏まえ、デリケートに接近しましょう。

オフィスの事務用品などによく使われるグレーは、スーツの定番カラーでもあり、ビジネスシーンにふさわしいイメージがあります。グレーには堅実で地味という印象もあるのですが、仕事の効率をアップさせる心理効果かあるとも指摘されています。

色彩心理学では、グレーは「ヒーリングカラー」といわれており、気分を和らげる効果があるのですが、その効果を最大限に活用できるのが、「謝罪」のときです。

グレーは、相手の怒りを鎮める色であり、穏やかな印象を与えると同時に、相手の警戒心を解きほぐす効果もあるからです。

目立たずに控え目な印象を与えるため、個性を抑えられるのも謝罪の場には好都合でしょう。謝罪に限らず、相手の信頼を得たいときや上品さをアピールしたいときにも、グレーが効果的です。

★グレーを好んで身につける人の正確は、温厚で用心深く、控え目です。自分にあまり自信がなく、社交性に欠け、人に嫌われることをおそれるといった特徴があります。警戒心がとても強く、コミュニケーション力は高くありません。

これを逆手に取り、このようなタイプには柔らかな物腰であくまでデリケートに接することが減速です。プライバシーに踏み込むような会話は避けましょう。



自信と威厳は黒の色彩による心理効果を活用


★交渉や商談の場を有利に進める効果も期待できます。自分を強く見せたり、神秘性を高めたりしたいときには、黒を身につけましょう。


黒を好む人には、理解者であることをアピールして懐に入るのもテクニックです。

「黒」は拒絶を示すのでコミュニケーションには不向きではありますが、黒にはプラスの心理効果もたくさんあります。黒は「強さ」「権威」「高級感」「自信」といったイメージを相手に与えるので、ビジネスシーンでも有効に活用できるはずです。特に交渉や商談の場において、有利に進められる降下も期待できます。

★また、黒には「神秘性」や「プロ意識」を感じさせる効果もありますので、自分をミステリアスに見せたいときやプロフェッショナルと思わせたいときなどにも、黒を身につけるといいでしょう。

黒を好んで身につける人は、孤独を好み、独立心が強く、完ぺき主義者であるという傾向があります。反骨精神があり、周囲の意見に迎合しないといった特徴があるため、近寄りがたいイメージが強いのですが、自己愛が強いナルシストであることが多いのです。

彼らは自分を嫌われ者だと思っていますが、「誰かに愛されたい、認められたい」という願望が人一倍強い傾向があります。

そこを狙う形で、「私だけはあなたの理解者である」ことを主張すれば、相手の懐にすっと入れるでしょう。


違う色を選択するときの心理状態


★誰でも気分がめいっている心理状態のときには、あえて派手な赤色の服装を選択しないように、そのときの気持ちで色の選択をするものですが、それは、現在の心境に合わない色の服を選択すると、逆にストレスをためてしまうからです。


ですから、本来、赤色とか黄色の服を好んで着る癖のある人が、違う系統の黒色とか青色の服を着ているなら、その人の心が落ち込んで疲れている心理状態になっていると推測できます。

自分の好みの色でない服を着るような場合には、必ず、心理状態に変化があるはずで、希望とやる気が湧いて気力がみなぎっているときには、いくら青の服が好きだといっても、やはり派手さがあって明るい赤とかオレンジ系の服を選ぶものです。

それは、自分のモチベーションを持続できるからです。

気力旺盛で未来に羽ばたこうと意気軒昂になっているときに、青系統や黒系統の服は、燃え上がった心を水で冷やすようなものです。

ですから、好きな人が、ふだん着用している服の色と違った色を選択しているようなら、何か心に変化があったことを気づいてあげましょう。

ふつうは派手な極彩色の服は避けるものですが、なかには極彩色を好む人がいます。

こういう人は、確かに派手なだけあって性格も明るく陽気な面はありますが、それはある種演出した部分があって、内面は不安がいっぱいとか、不平不満が鬱積して、それを隠すために極彩色を選んでいる場合があります。

逆に極彩色を嫌う人は、心が安定しており、外面と内面に大きな矛盾を抱えることがないため、性格も穏やかな傾向があります。

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