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人間が二人以上いれば、争いごとや衝突は必ず起きるものです。それがたとえ信じ合っている親子であろうと、親友同士であろうと、恋人同士であろうと、深い絆で結ばれていても、それぞれが自分の意思で行動する自立した人間であるかぎり避けられないことです。 そういう中で、人が本気で怒るのは、自分の大切なものを否定されたときで、その人物を知るためには、その人が何に対して怒っているのかを知ることが一番ですが、それと同時にどの程度の怒りかもしっかり把握しておくことが大切です。
相手の怒りの度合いは、まずは顔色に表れます。 怒りの感情が高まると、戦闘態勢を整えるために、アドレンナリンが分泌され、心も体も緊張します。 このため、脈は速くなり、筋肉にも力が入り、体温は上昇します。そして、頬の紅潮が現れます。 このような変化は、自律神経によるもので、意識的にコントロールするのは難しいです。このため、相手から見れば、非常に便利なバロメーターになります。 相手の顔が赤くなってきた時点で、争いに終止符を打つべくブレーキをかけることが望ましいです。 怒りによって真っ赤になった顔は恐ろしく見えますが、実は、まだ怒りを爆発させるにはいたりません。怒りをじっと抑えていることを意味するのです。 そのため、この時点で白旗を揚げたり妥協を提案したりすれば、相手の怒りは簡単に収まるはずです。
顔が紅潮しているときは、体も心も興奮状態のため、すぐに攻撃に移れる体制ではありません。 ところが、怒りが頂点に達して後戻りできないと開き直ったとき、脈は落ち着き、体温も下がります。これは、すぐにでも相手を攻撃できる態勢が整えられたということを意味します。 こうなると、白旗も妥協も無意味です。実際に攻撃してくるか、または関係をすっかり断ち切って去ってしまうか・・。いずれにしても、元の状態には戻れないことを覚悟しなければなりません。 また、怒っている人だけでなく、追いつめられた人も青白い顔をします。 これは、「おびえているばかりではないぞ。いつでも襲ってやる。その用意はあるんだ」と開き直ったときの反応です。 これは、たとえその場で直接行動に移さなくても、「情報の意思がある」という証であり、注意が必要です。
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