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仲のいい夫婦は、次第に顔が似てきます。古い翁(おきな)と媼(おうな)のお面を見ると、翁のひげを隠せばそっくりです。これは同じ食事を長いこと一緒にしていると、顔の筋肉が似てくるからです。 さらに最近では、同じテレビを見ることで、笑いじわが似てくるといわれます。 味覚や趣味などに共通性があれば、二人の結びつきは大きくなるのです。
このように、味覚や趣味の共通性、同時性は、二人の心を結び付けます。 心理学には「共通性の効果」「行動一致の効果」というものがありますが、まさに同じものが好きな二人は、ぐっと親密になれるものです。 そこでレストランに入ったとき、彼が「ビール飲みたいな」といったら、すかさず「私もそんな気分だったの」と、うれしそうな顔をしたら、そこでぴったり息が合います。
このとき「私はワインにしようかな」といったら、彼は「相性が合わないな」と、減点するでしょう。 洋食に対して和食、コーヒーに対して紅茶、あるいは日本酒に対してウーロン茶といったちぐはぐな選び方になると、映画でも観たいものが違ってくるでしょうし、音楽や読書も一致は望めません。 それらはまた朝型、夜型といった、生活時間の不一致につながらないともかぎりません。 味覚が似ているかどうかは、小さな違いですが、男は意外に繊細な面があり、いろいろ考えを広げて、不安を抱いてしまうのです。 まさに「たかがビール、されどビール」なのです。 彼に好感を抱いてもらうためには、こういった面への気づかい、気配りも大切です。 特にデートでは、食事は欠かせません。その一回の食事で「合わないな」と思われては、いかにも残念です。 味覚は、できるだけ楽しそうな顔をして、彼に合わせてみませんか? |
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