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兄弟(姉妹)は、お互いに競争相手となったり親密な同士になったりと、いろいろと矛盾した一面があり、それが性格や心理に影響を与えるのです。 小さい頃は、親の愛情を受けようとがむしゃらにバトルを繰り広げたりします。たとえば下の子が生まれると、その子をかわいいと思いながらも、親の注意が下の子に向くせいで、心理的に動揺したり嫉妬したりします。赤ちゃん返りをして親の注意をひこうとすることもあります。 弟や妹にしてみたら、兄や姉は、自分のモデルであり、頼れる存在として慕う一方で、親の愛情の独占を邪魔する存在と感じてもいます。 これが、小学校や中学校ころになって少し大きくなりますと、弟がいじめられると、兄がいじめっ子に仕返しをするなどして団結するものです。 こうした育ち方のせいで、性格や行動の違い、あるいは心理面の違いとして現れます。
異性のいる兄弟(姉妹)関係では、幼い頃から日常的に異性とつき合うような関係となり、小さい頃は仲良く遊ぶかと思えば、急にケンカを始めたりすることもあるでしょう。 ただ少し大きくなってきますと、異性と自分とは体の構造や考え方が違うのではないかと、それとなく理解できるようになるし、異性に対する接し方も自然に学ぶようになり、それが性格や心理に自然と影響を与えるのです。 たとえば、兄と妹の関係なら、妹の弱い部分を知ることで自然に守ってやらなければならないという気持ちになり、妹は兄を見て頼りがいのある兄を意識するようになるでしょう。
同性の兄弟(姉妹)同士では、異性のいる兄弟(姉妹)に比べて、ライバルという要素がより強く意識されるため、お互いに対抗意識をもって自分の可能性や夢を実現したいという欲求や自立心が強まってきます。 このように小さいころから上下関係を認識する関係から、親の前では優等生を演じようと努力しますが、そのせいで気分が不安定になることがあります。 兄弟が同性だけの人は、異性にはウブで、適度な距離感をとってつき合うのが苦手な傾向があります。過度に用心深かったり、逆に不用心にのめり込んだりと、どこか節度を欠いたつき合いになりがちです。
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