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フレームを見ただけで、それとなく、その人の深層心理がイメージできるように、どのような形状のフレームにすれば、人にどういう印象を与えるかは、だいたいわかるものです。 メガネを選ぶ場合には、そのことを意識しているはずですから、メガネの形状には人に見せたい自分が深層心理として反映されているのです。
一昔前なら、丸メガネのフレームもそれほど珍しくありませんでしたが、今ではほとんど見かけません。こういうフレームをする人は、他人との違いを意識する気持ちが強く、ある種のユニークで一風変わった考え方のできる人です。 当然、価値観も人と違い、好き嫌いも激しい性格をしています。
やや四角四面で、生真面目な人が多く、心に融通性や弾力性がありません。 考え方も常識的で、温厚篤実な面はありますが、大きな問題が生じたときの対応は後手に回りやすいところがあります。
自分を前面に押し出していくような迫力はなく、どちらかといえば、人の意見に左右されやすく優柔不断な性格です。ただ、丸みのあるメガネを好む人は、人と争うようなことは好まず、平和主義者が多いです。見た目も柔らかみがあって、ソフトな印象を与えます。
目じりが吊り上った人を考えればわかるように、個性的で自己主張する気持ちが強く、仲間と妥協しない頑固さを秘めています。仕事ではやり手といわれるような人が多いですが、その分、好き嫌いも激しく、嫌いな人とは徹底的に争いますが、自分が気に入った人には、大変世話好きなところがあります。
目は社会の窓と言われるように、自分の考えや行動をモノを言わなくても、目だけで悟らせることができる器官でもあります。その大事な目がサングラスをかけますと、相手から見えなくなり、つまり、自分の本心を知られたくないという意思表示であるので、その人の深層心理には自分に自信がないか、弱気な部分があります。
最近の流行に反し、比較的面積の大きいボストンタイプやウエリントンタイプなどのフレームを選ぶ人は保守的で消極的です。 顔が隠れる大型のメガネは、その消極的な部分を隠したいという気持ちの表れです。
一風変わった流行デザインのメガネは仮面そのものです。 このタイプの人は、自分の内面の消極的なところを嫌悪し、まったく別な人格になりたいと考えています。
メタルフレームは手錠や足かせと同様に、行動を抑制するためのパーツと考えることができます。 メタルフレームのメガネをかけている人からは冷たい印象を受けることが多いようですが、実際には熱い情熱や積極性を秘めています。しかし、いったんそれを外に出してしまうと自分ではコントロールが効かなくなってしまうので、メタルフレームのメガネを選んで抑制しようとしているわけです。
目立たないメガネをかけているということは、仮面をつける必要がないと考えている証拠です。つまり、裏がない人と考えていいでしょう。ただし、コンタクトレンズを選ばなかったということから、リスク嫌う人、石橋を叩いて渡る人ということがわかります。
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