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いままでに、誰かを両腕でしっかり抱きしめたり、誰かに抱きしめられたりした記憶はあるでしょうか。おそらく誰もが、幼いころの、父親や母親をはじめとした大人の懐かしい記憶なのではないでしょうか。 恐怖におびえて安全と安心を求めたとき、寒さに震えて暖かさを求めたとき、そして、うれしさをともに分かち合いたいと思ったとき、何のためらいもなく彼らにすがりつき、抱きしめてもらったはずです。そのときの感覚は、いまでも心と体にしみついているはずです。
ですから、誰かと抱きしめ合うことによって得られる心地良い感覚を忘れることはなく、今度は異性のパートナーにそのときの感覚を求めるようになります。誰もが抱擁の喜びを知っているからです。 ときには、男性は突然、「抱きしめたい」という衝動に駆られることがありますが、女性のサインを無視して強引に行動を起こすと、そこで二人の関係が断ち切られるでしょう。 そんな最悪の事態は避けたい、嫌われたくないと思う男は、女性のしぐさからその心理をさりげなく探ってタイミングを見計らう必要があります。 このように、愛情を確認し合う抱擁という行為については、実は、女性の側に主導権があることをあることがわかります。
本人が特別に意識していなくても、恋人の前で涙を見せたり、弱音を吐いたり、寂しげな表情を見せたりしたときは、それも「抱きしめてほしい、守ってほしい」というサイン送っていることになります。 実際に男性がこれらのサインを受け取ったときに、抱擁シーンやキスシーンが展開されるはずです。また、女性がときおり見せる「真空抱擁」のポーズも、そのサインのひとつになります。真空抱擁とは、両肩を上げて、両腕で自分の体を抱く動作です。 たとえ恋人がそばにいなくても、寒さに震えるときや恐ろしい思いをしたときに、このポーズをとっているはずです。 (寒くて凍えそう→だから抱きしめて、温めてほしい) (怖くて泣き出しそう→だから抱きしめて、守って欲しい) 自分で自分を抱きしめるようなポーズをとるのは、誰かに抱きしめてほしいからです。恋人がこのポーズを目にしたら、思わず抱きしめずにはいられなくなるでしょう。 抱きしめ合うことによって得られる感覚は、女性にも男性にも心地良いものです。そして、二人の絆をますます深めるためのステップにもなるのです。
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