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女性たちは、目元を美しく装えば、自分の魅力を最もアピールできることを知っているからです。 人と人とが向かい合えば、まず相手の目を見ることになります。つまり、目元を美しく装えば、それだけで相手に強く印象づけることができます。 そして、相手の目が自分の「まなざし」や「まばたき」に釘づけにされているときは、相手は目の奥に隠された表情や本音を読み取ろうとします。会話の言葉よりも「まなざし」や「まばたき」のほうが効果的なのです。
メイクアップのときに一番手間ヒマをかけるのはどの部分かと言えば、おそらくほとんどの女性が「目元」と答えるでしょう。 アイシャドウを使って目のまわりを縁取りし、肌の色と白目のコントラストを高め、アイライナーでまぶたに線を引いて、目の形をはっきりさせる。マスカラを使ってまつげを際だたせて、目の表情を豊かに見せ、ハイライトカラーを使ってコントラストをつけるなどなど。
まなざしは、「あなたが好きです」という気持ちを、言葉ではなく、相手を見つめて語っているのです。 すると、相手は熱いまなざしに込められた意味をほどなく理解することでしょう。相手も同じ気持ちであった場合は、どうやってそれを告げようかと思いをめぐらせます。 まなざしに込められた気持ちに応えるつもりがなくても、言葉で告げられたわけではないので、拒否することはできません。それでも、「自分は好かれているらしい」という印象だけは、しっかり心に残り、その後、目の前の相手を意識せざるを得なくなるというわけです。 つまり、その場の主導権は、相手ではなく、自分の手の中にあるのです。 あえて言葉にしなくても伝わることがあり、言葉にしないから伝わることもあります。そして、言葉にしないから状況が自分に有利になることがあるのです。
さらに、相手に送る目のサインのひとつとして、まばたきがあり、生理的なまばたきは、いわば車のフロントガラスを往復するワイパーのような役目を担っています。表面は清潔にし、潤った状態に保つ働きです。 涙が生産されるときにも、まばたきの回数も多くなり、そのことから、まばたきの頻度を感情のバロメーターとしてみることができます。そのために、相手の同情心を刺激することになり、それが高じて恋愛感情に発展することもあります。 また、ウインクひとつで相手の心を射止めることができ、逆に相手の心を読み取ることもできるという大きな心理効果があります。 ただし、多用したり大げさにアピールしたりしすぎると、相手の目には芝居がかった演技としか映らなくなることがあるので要注意です。
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