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酒の席などで、下ネタばかり振ってきたり、やたら女性にモテた話や風俗系の話を持ち出し、いかにも好色と言わんばかりの男性がいるものです。 それほど遊んでいるふうでもないのに、「先週、キャバクラ帰りにナンパしてね・・・」とか「安いソープではサービスもイマイチだし、太った女性だけだったよ」などと、さも常連のような口ぶりで話したりしています。
そのように、好色ぶりをアピールするタイプは、実はさほど好色ではないものです。むしろ、その心理や本性には、男性としての能力に自信がないタイプと考えてもいいでしょう。 男性として自分がある人は、みずから好色な話題を持ち出したりはしません。現実に、女性にモテたり、実際に風俗店に脚を運んで欲求を満たしているので、わざわざ好色な言動をして、欲求不満を発散する必要がないからです。 ところが、男性としての自信がないと、欲求不満で性的不安を抱えることになります。 まず、セックス未経験者の場合は、「自分は短小ではないか」「本当に女性とデキるのか」などの不安を抱いています。
いっぽう、セックス経験者の場合は、自分が本当に彼女を満足させているのか、不安に思っています。中高年になると、「もう、ちゃんとデキないんじゃないか」と、これまた不安にかられます。 そうした性の悩みは取り越し苦労の場合が多いのですが、男性としての自信を持てないタイプは、過剰に悩み、性に対するコンプレックスを大きくしていきます。そして、そのコンプレックスを隠すため、反動として好色を装うのです。 実際、好色を装うタイプは、年齢とともに増えてきます。若い頃は男性としての自信があっても、年を取ってくると、誰しもそれなりに衰えを感じ始めます。 その衰えを自覚しつつも、年齢に応じたセックスライフを贈っていれば、性的な劣等感を感じずにすみますが、衰えをまともに受けとめると、性的劣等感がいよいよ大きくなってきます。 そのあげく、場違いな猥談で周囲をゲンナリさせたり、若い女性相手にセクハラまがいのオヤジギャグをふって、ひんしゅくを買うことになるのです。
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