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若いうちは、背骨はまっすぐか、少し弓なりになるくらいがふつうです。込み合った電車の中で、若い男性の背に、こちらの背中が当たると、思いがけない強さで反発されてしまいます。 これが若さというものであり、この強靭さが将来の財産なのです。ところがミーティングなどに出席すると、意外にも、椅子にもたれて座っている青年が、多いものです。 ★ここでは、出世する男、しない男は、椅子の座り方を見ればわかるということをご紹介しましょう。
もともと企業社会では、挨拶が大前提になるものです。この挨拶の上手下手が、その人の運命を左右する、といっても過言ではありません。 すると、腹を突き出して、弓なりの姿勢で挨拶ができるものでしょうか? 欧米社会だったら、握手が挨拶ですから、前かがみになる必要はありませんが、日本国内では、そうはいきません。 また椅子に寄りかかっていると、背骨がやわになってしまい、青年らしさが失われるでしょう。
それこそ男性と食事に行って、椅子にもたれかからない姿勢を見ただけで、すがすがしい気分になるはずです。 こういう男こそ、仕事もできるし、プライベートでも、つき合っていきたいなあ、という気持ちを起こさせるタイプです。 少し下火にはなりましたが、かつて韓国ドラマの男優たちに、女性たちは熱い視線を投げかけています。この理由の中に、彼らは姿勢がいい、立ち姿がさまになっている、という声があります。 たしかにいわれてみると、そう思います。実は韓国では、俳優であろうと、どんな職業であろうと、2年間の兵役があります。この時期に、背筋をピンと伸ばした姿勢を、叩き込まれるのです。 日本ではそういう制度はありませんが、俳優たちの中には、仲代達也の無名塾や、倉本聡の富良野塾などで鍛えられた男たちもおり、もちろん俳優座、文学座などの劇団で修業した俳優たちは、立ち姿がまったく違います。 もし一般企業で、背筋のピンと張った青年を見つけたら、それだけでおつき合いをお願いしましょう。将来性があるでしょう。 なぜこの姿の青年がいいかというと、人に頼らない心が、にじみ出ているからです。自分の運命を信じて、まっすぐ歩いていく姿勢が感じられるからでしょう。 もっとズバリいえば、上司であれ、先生であれ、講師であれ、椅子にもたれ込んで話すような男性は、うえから目線の人であり、あなたの人生を託すべきタイプではありません。 話としてはすばらしい内容でも、そんなものは、ちょっと勉強したり本を読めば、誰だって話せるのです。話の内容に酔ってはいけません。どういう姿勢でそれを話しているかが、一番の目の付けどころです。
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