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「波長が合う」という言葉は、日常的にもよく使われており、「あの上司とは妙に波長が合うんだよな」とか「彼とは、どうも波長が合わないので、話しているだけでイライラしてしまう」などと言っているときがありますね。 波長が合う、合わないかは、理屈で説明できるものではなく、お互いの潜在意識の中で、一緒にいると心が癒されて安心感かあり、無理なく一緒にすごすことができたり、楽しく生活ができるというものです。 相性と波長の関係ですが、波長は相性のすべてを含んだものと考えるといいでしょう。 たとえば、相性の場合には、彼の考え方や人生観は自分とよく似ていて、その面での相性は申し分なかったとしても、一緒にいると疲れてしまったり、話し方が嫌だったり、彼の臭いが嫌いだったりすることがあって、トータル的な相性はダメと思うこともあるでしょう。 ですが、波長が合うという場合には、すべての相性が合っていると考えてもよく、あるいは、ひとつぐらい相性の悪い面があったりしても、ほとんど無視できるというものです。 ★ここでは、カップルの波長が合うと感じる特徴についてご紹介しましょう。
★波長の合う人の特徴の1点目、自然なシンクロニー現象が起きて、初対面でも意気投合できます。 このシンクロニー現象とは、「同調効果」と呼ばれる人間関係で起こる効果のことで、自分のよく一緒にいる異性と癖や口調が似てしまうという現象のことです。 それが起こるのは、自分と相手が無意識のレベルでお互いを受け入れているからであり、まさに波長が合うということです。 このシンクロニー現象がカップルの間で起きたら相思相愛といわれ、しゃべり方やしぐさ、並んで歩くスピードまで似てきて、さらに趣味や食事の嗜好だけでなく、自分がコーヒーを飲もうと手を伸ばせば、相手も同時にコーヒーを飲もうとするのです。 これらは、けっして真似をしようと意図的にしていないのに、自然に同じような動きになっているのです。
★波長の合う人の特徴の2点目、理屈や理性とは関係なく一目見てビビッとくることでしょう。 運命の出会いをした人に聞くと、「相手に出会った瞬間にビビッときた」という言葉がよく出ますが、こういう体験をしたことのない人は、「そんな電気を感じてしまうようなことはあるのかしら」と疑問に思う人もいるでしょう。 ですが、結婚した芸能人のカップルのなかには、「出会った瞬間にこの人しかいない」、「この人が運命の人なのだ」などと直感で思ったという話をされる人もいます。 ドラマや小説の出会いのようですが、本当にそう感じたという人は少なくないようです。 その「ビビッ」という感覚は、たとえば、一目見た瞬間、まったく知らないし話したこともない異性に対して、プラスの電気が一瞬走ることで、相手のマイナス電気とスパークし火花が散ったような状況に陥るのでしょう。 一目見てビヒッとくる現象は、理性よりも本能的な要素が強く、相手の地位や肩書き、所得、顔や髪、服装、プロポーション、趣味、好みなどをまったく考慮しない前に、相手のオーラと自分のオーラがぴったり重なったような状態なのです。そのオーラの波動が一致したときに、ビビッとくるのでしょう。
★波長が合う人の特徴の3点目は、境遇や生まれて育った環境が似ていて価値観が合うことです。 境遇が似ていると、同じような環境に育ち、同じような経験をしていることから、自然と価値観が合うことが多く波長が合う可能性は高まりますが、反対の境遇の人同士だったらどうでしょう。 たとえば、裕福な大金持ちの家で生まれた人と、その日暮らしがやっとできる家に育った人とでは、根本的に、考え方や価値観、人生観が異なっているでしょうし、経験してきたことも大きく異なっているため、波長の合いようがないでしょう。 ですが、同じ金持ち育った人同士、さらには貧して家で育った人同士で話すと、育ちが似ているので話していて共感を得やすいはずです。
★波長が合う人の特徴の4点目は、一緒にいても気を遣う必要はなく落ち着くことです。 趣味や性格が合うと、一緒に楽しい時間はすごせることがあっても、全面的に気を許せるわけではなく、遠慮したり気遣ったりすることがあるものです。長時間一緒にいると疲れも出てくるでしょう。 ですが、波長が合う人の場合、ありのままの姿で相手と話せるし、会話の内容やテンポが似ているため、自分を遠慮なくさらけ出すことができ、そのうえ一緒にいて非常に落ち着く感覚があります。 一方、波長が合わない人であれば、常に相手に気を遣わなければならないので、しんどさがあり、落ち着くこともなく、常に相手に合わせようとしてします。波長が合う人であれば、相手に合わせようとしなくても自然と合いやすいのです。
★波長が合う人の特徴の5点目は、お互いが一心同体のようなフィーリングになるため、会うだけで自然に笑顔になります。 波長の合う人は考えていることや価値観、性格もぴったり合うので、会うだけで安心して笑顔になれるし、二人が黙っていて、いざ話そうとしたら同時に話し出し、そのうえ切り出しの文句も一緒だったりします。 それに気づいて、お互いが見詰め合って自然に笑顔がこぼれるでしょう。 波長が合えば、喜びだけでなく痛みも共感でき、話すだけで元気になって笑顔も出ますが、波長が合わない人の場合、会っても笑顔になるどころか、不愉快になってしまうこともあるでしょう。
★波長が合う人の特徴の6点目は、喫茶店で二人でいても、会話をする必要がなく、たとえ沈黙が続いても何の気遣いもなく、沈黙の時間を楽しめます。 知り合って間もないカップルの場合、デートで何を話題にしようかといろいろと考えてデートに臨んでいるはずですが、それは沈黙が長く続くて気まずい雰囲気が流れるからでしょう。 ですが、波長の合うカップルであれば、付き合い期間の長短には関係なく、会話が一切なくても沈黙を楽しむことができるし、たとえ喫茶店で座っていても、彼女はコーヒーを飲み、彼は漫画を読むのに夢中で、ふたりとも別々のことをしていても、何の違和感なく安心していられるのです。 要するに、沈黙でも、なにも言葉を発しなくても、お互いに感情がそれなりには伝わる状態ということで、以心伝心でコミュニケーションが取れているのです。
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