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男性は女性の嫉妬を軽く見がちですが、嫉妬は非常に強い感情で、アメリカでは殺人動機の3番目に位置するそうです。ところが、嫉妬をしているほうに原因があることは珍しくありません。 ★一般的には女性のほうが嫉妬深いといわれていますが、それは、女性が「性的興味を表に出すのは好ましくない」として育てられてきたことと関係していると考えられます。 男性は自分の性的興味をオープンにしたり、風俗店へ行ったりしても、「アイツはスケベだな」などと言われる程度ですが、女性が同じことをしようものなら「淫乱」というレッテルを貼られ、激しく軽蔑されるでしょう。 しかし、異性に対する興味は本能的なものですから、女性にも当然あります。それを完全に抑えつけるのは不可能です。 ★このように自分の要求が満たされないと、人間は心のなかでさまざまな形に、この欲望を変化させ、不安や不満から逃れようとします。その結果、自分の性的欲求を「他の人が持っているもの」と考え、その人を責めるケースがあります。それは「投影」という心理です。 つまり、夫の帰りの時間が遅くなった、服装の趣味が変わったなど、些細なことでも激しいヤキモチを焼く女性は、浮気をしたいという強い欲求を持っていると考えられます。 女性である自分が「浮気をしたい」などと考えるのは望ましくないので、その欲求を夫が持っているものだと「投影」してしまうわけです。 こうすれば自分の「ふしだら」な欲求を認めなくてすみますから、心の中にある不安や不満を解消できるというわけです。 もちろん、男性にも女性と同じように「投影」による嫉妬が起こる場合もありますが、性的欲求が高まった場合でも、男性には「風俗店へ行く」「アダルトビデオを見る」など、欲求を解消するための手があり、そうすることが社会的にも容認されていますから、そこまでする男性は滅多にいません。 逆に言うと、「風俗店なんかけしからん!」と考えているお堅い男性ほど、奥さんにヤキモチを焼きやすいと言えるかもしれません。
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