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誰でも食事のときの食べ方やマナーには癖があるもので、そのマナーの善し悪しは別として、どうしても気になってしまう癖というのがありますね。 そういう癖は、ちょっとした動作に表れるものですので、ここでは、食事の仕方やマナーから、その人の性格を見抜くポイントをご紹介しましょう。
ふたりで食事に行き、自分の好きな料理を別々に頼んだはずなのに、「それ美味しそうね」と言っては、少し分けてもらって食べる癖のある人はいませんか。 こういう人は、食べ物だけの問題ではなく、本質的に自分自身に自信がなく劣等感を抱きやすく、つい他人に頼ってしまうような弱さを秘めた性格です。 人前では、明るく陽気にふるまって周囲の人を楽しませるようなこともありますが、自分ひとりになると孤独を感じたり、悩みを抱え込んだりします。 なかには、たんに気まぐれで、人の料理を食べてみたくなっただけで、子どもっぽさが残っていて、思ったことも素直に口に出したようなケースもあります。
ふつうは、それぞれ出された料理を少しずつ食べながら、ご飯を手にするというのが一般的ですが、なかには、手を付けた料理から平らげていく癖のある人がいます。 ちょうどカニ料理などを食べるときと同じような状態になり、カニの足の身を取るのに熱心になるあまり、全員が言葉少なくなってしまうようなもので、周囲のことが目に入らなくなります。 こういう人は、ひとつのことに興味を持って熱中しだすと、徹底的に最後まで追及してしまう性格で、集中力もいかんなく発揮することでしょう。 ただ、ひとつのことが済まないと、次の段階になかなか進めない性格でもありますので、同時に複数の仕事をこなすというような器用なことはできません。 ある意味では、視野が狭く、大所高所からモノゴトを見渡して判断することは苦手としています。
何人かで食事をすると、他人のペースに関係なく、自分だけさっさと食べ終えてしまう人はいませんか。これをされると、一緒に食事をしている人は、なんか落ち着かなくて、食べるスピードが自然と早まったりするものです。 こういう周囲の状況を見ながら食事のペースを考えない人は、非常に自分勝手で、独りよがりで、気持ちもせっかちな性格です。協調性がありませんので共同作業などは無理ですが、自分のみに与えられたような任務なら、がむしゃらに頑張る人でもあります。
食事中に気になるマナー違反といえば、子どものように「食べ物を口や皿からよくこぼす」というものがあり、子供っぽい無神経さがあります。 男性としては、豪快に食べて若さを表現しているのかもしれませんが、こういう人は周囲の助言や人の意見に耳を貸さないところがあります。 女性としては、こういう子どもっぽい男性を、「かわいい」と思う人もあるかもしれませんが、明らかにマナーへ違反で大人としての対応ができない人です。
目の前に出された、すべて食べてしまい、一つも残さないという癖のある人がいますね。 もちろん、大食漢で残さないのではなく、小さい頃から「出されたものはすべて食べなさい」と教育を受けたために、大人になっても、その癖が消えないのでしょう。 こういう人は、いいマナーで決して否定するものではありませんが、おそらく苦手なものも食べているはずです。それだけに周囲の人が残すのを快く思っていないため、自分でいいと思うことは、人にも押しつける傾向があります。 結婚すると、いつも小言を言われるかもしれませんので、耐えられるかどうか考えましょう。
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